うちの心の中はさっきと違って、キスのことでいっぱいやった

「おやすみ」

そう言って自分の部屋へ戻っていったハヤト

…正直自分の気持ちがわかれへん

ハヤトを見てたら、このまま甘えてしまいたいと思う

けど、現実みたらいつまでもここにはおられへん

…はやくここを出らなハヤトたちまであいつの餌食になる

それやのに…

「なんで高校、変えたんやろ…」

ボソッと呟く

ハヤトたちと居ったら、本気でこっちで住もうって考えてしまう

まぁ、うちは高校行かんでもいいし

「時が来るまで…甘えさせてもらお」

そう呟いて眠りについた…



…彼女の呟きは、誰にも届かなかった…