少女が電車に乗って40分

ーまもなく終点、難波〜難波〜

その声を聞いて、荷物をもつ人々

「これからどないしょ…」

まるで途方にくれている少女がいないかのようにおりていく人々



ミテミヌフリ



この言葉がピッタリだ

少女はフッと自嘲気味に笑うと
痛む腕とお腹を庇いながら席を立った…