「ハァ…いーよ、もういーよ、
どーせうちはブスやよ」

結局おれたのはうちで

「ミレイはブスちゃうやろ」

お世辞を言ってくれるカイト

「…」

黙りこくるハヤト

ガチなんなん?

若干イライラしながら

「カイトお世辞ありがと‼︎やっぱカイト大好きやわっ‼︎」

と言ってカイトに抱きつく

ハヤトなんか相手にせーへんし‼︎

ツンとした態度でハヤトを見る

…見れへんかったらよかった

鬼の形相をしたハヤトがうちを…いや、カイトを睨んでいる

…うん、素直に恐いです

ハヤトがカイトを睨んでる内にそっと抜けた

…いや、抜けようとした

けど

「おい」

ハヤトサンの低ーい低ーい声で呼びとめられた