「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ…」


栗色の腰まであるさらさらのロングの髪

パッチリとした二重の大きな目

ぷくっとした桜色の唇

真っ白なスベスベそうな肌


ーまもなく、電車が閉まります

そんな、誰もが認める美少女を乗せた電車は

ープー

音を鳴らして動き出した

まるで、苦しみで溺れた少女を救い出すかのように

暗闇を駆け抜けていった…