それから新しく俺の部屋になる部屋へ行って驚いた

すごく汚い!
とにかく汚いの一言だった

はぁ...よくもまぁこんなに汚くしたものだ

母さんも父さんも掃除が嫌いなタイプの人だから仕方ないって言えばそうだけど...

掃除する前から心が折れる...

「よし!」っと気合いを入れて掃除に取りかかった

10分経ったくらいから、終わりの見えないこの状況に疲れはてていた
少し息抜きしようと思って、窓を開けて外の空気を吸おうとした時

目の前の窓が開いているのに気づいた

ボーッと窓を見ていると柚乃が出てきた
あ!っと思って声をかけようとしたけど、
柚乃は上を見上げていて俺の姿が目に入ってないようだったからやめた
そのままずっと柚乃を見つめていると
「ふぅ」と一息ついた後柚乃が目線を下に戻した

ずっと見つめていた俺と目が合うのは必然的で

俺の方は全然だったけど、柚乃の方はとても驚いていた

目を大きく開けて驚いている顔はすごく笑えた
それもそれで可愛かったけど