すぐ遙にかけようと
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かけようとした時
ふっと頭の中にある考えがよぎった

"何て言えばいいの?"

ついさっき傷つけてしまったのに
言い方によってはまた傷つけてしまうかもしれない

どうするのが一番いい選択なのかわからなかった私は
部屋の窓を開けて夜空に瞬く星を見上げて心を落ち着かせた

「ふぅ」

と一息ついてから
目線をしたに戻すと遙と目があった

私の部屋は唯賀家と隣接する所の部屋だったけど
遙の部屋は違ったはず...

だからなんで何で遙がそこにいるのかわからなかった