遙ん家に行く途中
遙ん家のおばさんに会った

おばさんに聞いたら、遙は毎日学校へ行く時間に
制服をしっかりと着て家を出ていたらしい

遙らしいといえば遙らしい
おばさんには迷惑をかけたくないんだろうな...

おばさんに嘘をつきたくないから
遙が学校を休んでいるという事実を伝えた

おばさんはとても驚いていた
けど、それと同時に悲しそうでもあった

「遙のこと怒らないであげて?
おばさんに迷惑っていうか、心配かけたくなかったんだよ!
きっと!!」

私はおばさんの目を見てそう言った

「わかってるわ。
遙が心配かけたくなかったっていうのも...
だから、怒ることはしないわ。
柚乃ちゃんは遙を説得しに来てくれたんでしょう?
あの子のことお願いね?」

そう言い、おばさんはガチャリと玄関のカギを開けた