静かになった病室の中で1人考えた

脳の記憶と心の記憶のこと
慧介と龍真くんのこと
そして、遙のこと…

考えだすとすぐ頭が痛くなってきた

「何で…何で思い出せないの…
思い出したいのに…」

私の目からは一粒の滴が零れ落ちていた