『・・・はい!
柚乃ちゃんはオレンジジュースね!
僕はりんごジュース〜』

『ありがとう。
おいしいねー!』

あれ…?
これは…夢?

オレンジジュースを貰った私はとても嬉しそうに飲んでいた

誰、私にオレンジジュースをくれたのは…
そう思って渡してくれた相手の方を見る
そこには幼い私と同い歳くらいの男の子が幼い私の方を見て笑っていた

遙じゃ…ない…
誰?この子は誰なの?
そう思っていると…

『はい。龍真くんにも1口あげるね』

幼い私はそう言って男の子の方にジュースを突き出す

『ありがとう
じゃあお礼に僕のも1口あげるね』

そう言って男の子の方も幼い私にジュースを突き出す

ってそんなことより…!
今"龍真くん"って言った?!
やっぱり、私と龍真くんは昔遊んでたんだ…

もう少しこの情景を見ていたい
そう思っていたのに

足がふわっと宙に浮いて
私の体はどんどん幼い2人から離れていった

そしてふっと目が覚めた