"恐怖"
それは間違いなく俺に向けられているものだった
なぜ、俺に対して向けられているのか
なぜ、龍真は平気なのか
何がどうなっているのかわからなかった
それは龍真も同じだったようで

「ちょっと公園寄って行こうぜ
この公園懐かしいよなぁー
昔よく遊んだっけか?」

そう言って公園の中に入って行った
そして、俺と柚乃と龍真の後に続くような公園の中に入った

龍真は奥にあるベンチに座っていた
俺も柚乃もそこに向かう

「ちょっと飲み物でも買ってくるわ
遙行くぞ!」

いきなりそう言われ龍真に腕を引かれた

「え、ちょ...柚乃は!
1人じゃ危ないだろ!」

「大丈夫、このベンチが見える所の自販だから」

「そうか......
柚乃、いつものでいい?」

「うん。
じゃあ、私はここで待ってるね」

俺は龍真との会話の後
柚乃にそう言うと
龍真と一緒に飲み物を買いに行った