「葉月...なんであんた...」

「あれ、亜衣歌じゃん
お前、慧介と接点あったんだ
あ!慧介かっこいいもんなー
お前リサーチ早すぎだろ」

私と慧介の接点に何も気づいてない葉月は呑気にそう言う

「あれ?慧介どうした?
お前また朝みたいな顔になってるぞ?」

その言葉で疑問が解けたような気がした

「葉月、あんた蒼に変なこと吹き込んでないでしょうね?」

「変なこと?
俺は慧介にアドバイスしただけだぜ?」

やっぱり...葉月が蒼に何か言って
2人でか知らないけど、あんなこと書いて回ったんだ...

「葉月...今日の騒ぎはあんたの仕業ね...」

「え?何のこと?」

ニコニコしながらそう言う葉月は
誰が見ても何か隠しているのがわかった

「とりあえず蒼を保健室に寝かせよう
今のままじゃ教室戻れないでしょ」

もう柚乃達も教室戻ってるはずだし...
大丈夫だよね?

「そうだね...
んじゃ、よろしく〜
俺は先生にそのこと伝えてくるよ」

そう言ってその場を去ろうとする葉月を

「何言ってるのかなー?
逃がすわけないでしょ?
あんたも来るのよ」

半ば無理矢理連れて行った