「柚乃は、蒼が無理矢理やろうとしたことが原因で男性恐怖症になったんだよ?
やっと遙くんと付き合いだして少しずつ変わってきてたのに...
なんでまた柚乃を傷つけるのよ!」
言った後ハッとして気づいた
蒼も傷ついてるんだった...
案の定、蒼の方を見ると
眉を下げ、口を固く結び、下を向いていた
「・・・ごめん...
蒼も傷ついてたんだよね...
・・・ねぇ、昨日のアンタの状態からして
あんなことすると思えないんだけど
何かあったの?」
私の問いかけに蒼は口を開かなかった
2人の間に沈黙が流れる
キーンコーンカーンコーン
沈黙を破ったのは私や蒼の言葉ではなく
1限目の始まりを告げるチャイムだった
教室へ戻らないといけないと思いつつ
この状態の蒼を放ってはおけないから
どうしようと悩んでいると...
「あれ?慧介ー?
何してんの?こんな所で」
後ろから聞き覚えのある声が聞こえた
振り返った先に立っていたのは葉月だった
やっと遙くんと付き合いだして少しずつ変わってきてたのに...
なんでまた柚乃を傷つけるのよ!」
言った後ハッとして気づいた
蒼も傷ついてるんだった...
案の定、蒼の方を見ると
眉を下げ、口を固く結び、下を向いていた
「・・・ごめん...
蒼も傷ついてたんだよね...
・・・ねぇ、昨日のアンタの状態からして
あんなことすると思えないんだけど
何かあったの?」
私の問いかけに蒼は口を開かなかった
2人の間に沈黙が流れる
キーンコーンカーンコーン
沈黙を破ったのは私や蒼の言葉ではなく
1限目の始まりを告げるチャイムだった
教室へ戻らないといけないと思いつつ
この状態の蒼を放ってはおけないから
どうしようと悩んでいると...
「あれ?慧介ー?
何してんの?こんな所で」
後ろから聞き覚えのある声が聞こえた
振り返った先に立っていたのは葉月だった