「ねぇ、亜衣歌
私達のこと広めたのって亜衣歌なの?」

私は疑問に思っていたことを聞いた

「ううん。私じゃないよ
私が来た時は既に広まっていたから...
たぶん家が近い誰かが登校中に見たーとかじゃないのかな?」

あれ?亜衣歌...
何か隠してる...?
でも亜衣歌が言わないってことは
多分言えないんだろうな...

「そっか
ありがとうね」

とりあえず広めたのは亜衣歌じゃなかった
一瞬でも疑った自分がいたなんて...

「ごめんね、亜衣歌
疑ったりして...」

「ううん、全然いいよ
てか、大丈夫?
大丈夫なら教室戻ろっか?」

「うん。もう大丈夫
教室に戻ろう」

そう言って私と亜衣歌な教室へ上がろうとした

「おーい お2人さん?
俺のこと忘れてない?
とりあえず俺も柚乃のこと心配でここにいるんだけど」

そこには両手を腰に当てて少し怒っている遙の姿があった

それを聞いた私と亜衣歌は顔を見合わせて大きな声で笑った
そんな私たちを見て遙も大笑いし始めた

そして私達3人は教室に戻った