…………………。


………………………………。







…………誰か、何か喋れよ………。






土「っ…………しょ、勝者、八王子 時雨…!!」


あ、やっと土方がフリーズから戻ったw





『…………沖田さん、あなたそれでも

新選組一の剣豪なんですか………?』






呆れた…………。

こんなの、世界三位すら満たない………。





沖「…………じゃあ……………

どうしろって言うんですか!!?」



『え?だって沖田さん、

稽古サボってるじゃんw

新選組の中では1でも、外の世界は

広いんだから自惚れたら駄目だし。』



沖「…………あ。なるほど……………。

そうですか…………。

でも、あなたも自惚れてるようですが?黒笑」



『え?あーー。

だって事実だから自惚れてなんかないさ。』



沖「事実??」



『あぁ、俺、未来で世界一だからw』



沖「っっえ………?!

………………だから、そんなに強いのですか…。

すいません、出過ぎた真似を……。」



『いえ、いいんです。

でも、沖田さんも練習すればすごく

伸びますよ??』



沖「本当ですか?!

嬉しいです、ありがとうございます♪」



何気に沖田と意気投合ww


すると土方が話しかけてきた。






土「えぇと……八王子っつったけな……?

お前、隊士にならねぇか??」



『えwでも此処、女人禁制だろ?』



土「?あぁ、そうだが、

それがどうかしたか?」




あちゃー。やっぱ気づかなかったか……。













『……俺、……いや、あたし…………











女なんだけど……………。』











「「「「「はぁぁぁぁ???!!」」」」」



おおぅ、皆さんまたまた揃って

大声で耳が痛いです★




土「お、お、女ぁぁ??!!」



沖「はぁ。道理でしなやかだと

思ったんですよw」



斎「俺は最初から分かったが………。」



山「女子なのにお強いのですね……。」



原「すっげ〜☆俺にも教えて欲しいぜ♪」



永「女子で世界一ってどんだけ〜?!」



藤「かっけぇぇえ・:+°!!」





『………で。どうなの?

嫌なら喜んで出て行くけど……。』








土「………いや。

俺達は、いや、俺は

お前の力が欲しい。俺に必要だ。

だから何も気にせず此処にいろ。」




『っっ!!……………っ、う、うんっっ!!

俺…………あたし……………

此処にいたいっっ!!!』



流石副長。

あたしが寂しい顔してたの見て、

気付いたんだね……。



何処にも居場所が無かったあたしに。

しかもそれ、遠回しに

『俺が居場所をやるから此処にいろ』

ってことだよねw



本当、どこまでも不器用で優しい鬼だ、

土方は………。




この時あたしは決意した。



あたしのこの異形の力と命、

新選組のために、………不器用な鬼のために

使うと………………。



『………分かりました。

入隊させて頂きます。

改めまして八王子 時雨で、女です。

年は17、数々の武道で世界一を

未来では取っておりました。

この力、新選組のために使います。

これからよろしくお願いいたします。』



そして、自然な微笑みが久しぶりに出来た。



「「「「っっ/////」」」」





そのあたしの微笑みで近藤さん、山南さん

以外が赤面してたのはあたしは知らなかった。