そこには大いなる神々がいて、ハープやフルート。歌で音楽を奏でる天使たちや、それに合わせて舞うそれはそれは美しい羽衣を身にまとった天女もいるのだと、一瞬たりとも疑うことなく信じ続けておりました。


 そして、亡き父や兄もそこで暮らしていて、地上に住む自分たちがたとえどんな愚かなことをしでかそうとも、いつだって見守り、導いてくださるのだとも思っておりました。