委員長の目線の先には、橋本くんがいた。






確かに周りの人と比べると、背が高いのがはっきりとわかる。






「え、あ、はい。橋本くん、です」







「橋本、っていうんだ。へえ。……あ、今日は飾りもだいぶ完成してきたから、仕事って言っても、最終チェックぐらいかな」







「あ、わかりました」







「橋本くんにも伝えておいて?みんな自由に仕事始めてるから」






「はい!」





知らない間に、みんな自分の仕事に就き始めていた。






来るの、遅かったかなぁ。






「……橋本くん!」