そのとき、うしろのドアから入ってきた人影。






……長身で、いつも無愛想な彼、橋本くん。






目が合ってから、しばらく見つめ合っていた。





というか、向こうがじっとこっちを見てきたのだけれど。






……私にしては、数分経ったような気分だった。






驚いているような、戸惑っているような、そんな表情。






私のイメチェン、心に届いたかな……?






なんか、このままだとなにも言わなそうだな……。






「……どう、かな?」






そう思った私は、勇気を持って言ってみた。






反応が、怖いよ……っ。