「聖華ぁ、お昼にしよー!」






私はお弁当を持って聖華に駆け寄る。





「うん!あのね、今日持ってきてなくて購買だから、今買ってくる!」






「あっ、オッケー!教室でいいよね?」






「うーん…、今日は違うとこ行かない?」






「いいよー。どこにしよ?」






もう外はだいぶ寒いし……、かといって図書館とかは飲食ダメでしょ?





うーん……どうしよう。






「そうだねぇ、……あ!空き室でよくない?」





「勝手に入っても……大丈夫、だよね?」





「うん!じゃ、そこで待ってて!」





聖華は小走りで教室を出て行った。