「とりあえず、純とのごたごたは解消したんだよね？」





「うん。それはいいんだけどさーあ…」





私は仰向けになりながら、覇気のない声をだす。





純のことは、一件落着、なんだけど……。






「橋本くんのことが、気になってるんでしょ？」






「あたりまえだよー。すんっっごーく不機嫌な顔して、なんだか怒ってるみたいだった」






「ふーん…。って、あれ？なんで橋本くんは不機嫌だったわけ？」






「え？そんなの、私と純が抱き合ってたから？」





私は当たり前のようにそう返す。





すると、聖華は突然大声を出した。






「え！！？…ちょ、ちょっと待って！」





「なっ、なに！？どうしたの？いきなり」





私は慌てて体を起こす。