「…橋本!部活終わったら話がある!」





俺はトラックの周りを走るランニング中、話しかけた。





「…」





は?





無視かよ!?






「おいっ、聞いてんのか!?」





「……俺はおまえと話すことなんて、ない」





そう言うと、橋本はスピードを上げて走り出した。






「…くそっ」






あいつ、足はえーんだよな!




俺も加速して走る。





「ハァッ、ハァッ……」





なんとか追いついた。