だけど…気づきたくなくて。





知りたくなくて。





だから…見て見ぬふり、気づかぬふりを……していたんだと思う。






案の定、傷ついてる俺がいる。






でも、もうこの際覚悟はしてた。





だから……。





「じゃーな!また明日ー」





そう言い美衣と別れると、俺は駆け足で部活へと向かった。






このままじゃ、いけない…。





俺が、あいつと話さなきゃ。





これ以上……美衣を苦しめたくないから。





だから、俺ができることをしなくちゃ!