「ほら!だから顔上げろよっ、な?」






いつもの、純だね…。





さっきまでの切ない表情は、どこかへ消えていた。





「おっと!やべっ、部活行かなきゃ!…んじゃ、気をつけて帰れよ?」





「え、あ…うん」





「じゃーな!また明日ー」





純はそれだけ残して走って行った。






なんだか、最後は純の勢いに押されて終わった…。









ていうか、私……橋本くんと、これからどう顔を合わせればいい?