翌日。




「…じゃあ、話してくる」






「うん。…校門付近で待ってるから!」






「わかった」






それだけ聖華とかわすと、私の放課後は幕を開けた。






自分の席に座りながら、教室で一人、私は窓から外のグランドを眺めた。






もう木の葉もだいぶ落ちて、冬らしい景色が広がっている。






早いなぁー。






この前入学したばっかりなのに。








「ごめんっ、行ってきた!」







後ろから突然聞こえた、純の声。