「あのね、なんて言ったらいいのか…悩むところではあるんだ。けど…正直に言った方が、いい?」






「……うん」






奈々ちゃんも、なにか感じてるものはあるんだね、きっと。







「…私ね、純に……コクられた」







周りのクラスメイトに聞こえないよう、小声で言った。







奈々ちゃんは、苺ミルクパンを持ったまま…うつむいている。






これで…泣かせたりしたら、どうする!?






そんなつもりはさっらさらないんだけど…、ありえるよ?






あぁぁ、私、近頃「どうしよう」って思うの多いな…。






優柔不断かな?





判断力がないのはそうだけどね…。