「そっか。お疲れー」





「うん。だいぶお疲れです!あははっ」






笑いながら近くの椅子に座る奈々ちゃん。







さっきの、聞かれてないよね…?






この様子からすると、大丈夫だと思うけど…。






なんせ、奈々ちゃんは…純のことが好きなのだから。





特に最近は純のことを話すときが増えた気がする。






気持ち的には、複雑だなぁ…。






でも、奈々ちゃんがふられたってことにはならないと思うし…。






ていうか、純ったら…なんでこんな可愛い子がクラスにいるのに、私なんだろうね。







不思議。