「ちょっと、美衣っ!橋本くん、どしたの?」






実はひそかに会話を聞きながら荷物を整理していた聖華が、振り向いて話しかけてきた。








「え?…なんかさ、最近挨拶してくるじゃん?」







「うん……?」








「目を合わせないでいたら、なんで?って聞かれて、なんとも言えなくて」







「へーえ…。橋本くんがねぇ」







「え、なにか思うことでもあるの?」







なぜか感心しているような聖華が不思議だ。







「んー、もうちょっと様子見るか!」





はい?