「なんで美衣はそういうこと思いつくのかな~…」





あらら、残念がってる。






「よしっ、こうなったら直接交渉!!」





「えぇ!?ちょ、待っ」






残念がってる姿はどこへ!?





教室の窓側で衣装合わせをする男子群のところへ、聖華は駆け寄る。





その聖華を追いかける私。






「橋本くん!」





「…なに」





「美衣がメイド服着てくれないの!」





「…だからなに」





「でね、橋本くんが執事の服着て接客してくれたら、美衣もちゃんと着るんだって!!」