相沢の気持ち、考えてやれよ・・・。






そう思っていたら、無意識に相沢の腕を引っ張っている俺がいた。






後ろから呼びとめるような声が聞こえたけど、もう気にしてられない。









「・・・相沢・・・っ!?」






フードコートを出てしばらく歩いたところで振り返ると・・・。






無言で一粒の涙をこぼす、相沢がいた。








泣いているところを見るのは、初めてだった。







「あ、相沢・・・?」







下を向いていて、表情が分からない。







「おいっ、相沢・・・!」