「ありがとう。助かったよ……?」








だからさ、その上目づかいとやらを、やめてほしい。







ガラにもなく、照れるから。






だから、







「……そんなこと?いや、別にいいから。もうすんだ話だし」







平然を装った。







「…そ、か」







「ん。じゃ」







そんなに急ぎではなかったけど、なぜかこの空気に耐えられそうになくなってその場を去った。







……最後、なんであんな切ない顔してたんだ?