「もっかい言うぞ?なんで、橋本に手を掴まれてたんですか?」








「なんで、って・・・。橋本くんが、掴んだから?」







「あっそ」







あっそって、純ってば・・・突然、機嫌悪くなった。








「純・・・?なんか、私、気にさわることでもしたかな?」









「・・・美衣は関係ないから。あ、ここやっとくからあっち手伝って」








「え・・・あ、わかった」








純に言われた、グランドのフェンスに取り付けられている飾りを、外しに向かう。








「あれ、相沢ちゃん!どした?」