聖華とハモッた声に驚いた周りの生徒たちが、こっちを向いたのがわかった。








「え・・・ダメ、かな?」








「あ、ううん!そうじゃないんだよ?・・・ただ驚いたっていうかさ」








「ああ、そっか」








私が弁解すると、安心した様子の奈々ちゃん。







さすが純だー、モテてるなぁ。







「顔はまあまあだよね。それはわかるんだけど~、私らからしたら、なんていうか・・・友達以外のなにものでもないって感じ?」









「私も聖華と同じかな。あ、友達っていうか幼なじみだから、若干違うけど」








「そっかー・・・いいなぁ、近くて」