薫は、土方の言葉を遮ると猫を抱き上げた。
それを見て土方は、一瞬だけ青筋を浮かべたが、直ぐに治めた。
土「薫、そんなに暴れてると本当に布団の上に逆戻りだぞ?」
薫「はーい。」
薫は緩く返事をすると、猫と一緒に布団に入った。
土方はと言うと、薫が目を閉じたのを確認してから机に向かったのだった。
次の日、土方は朝早くから外出していた。
土方曰く、お偉方への挨拶らしい。
土「ふぅ、これで少しは肩が軽くなったかな………。」
土方は溜め息を吐きながら門をくぐり、近藤の部屋に報告に向かった。
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