土方が薫を睨み付けると、薫は直ぐに布団の上に座った。


そして薫は、犬に喩えると尻尾をぶんぶん振っていそうな笑顔で大人しくなった。





土「そんなに嬉しいか?」


薫「うんっ!!」


土「そうか………だが、飼うのには条件がある。」





そう言うと、土方は不意に立ち上がり急に部屋から出ていってしまった。


薫がどうすれば良いか分からずにきょろきょろしていると、土方は直ぐに戻ってきた。


すると、戻ってきた土方の腕の中には何かが抱えられていた。





薫「あ………猫ちゃん!!?」


猫「にゃ〜ん」