薫は、土方の声音を聞いて背筋を伸ばして正座した。


そして、土方は薫の方を向いて胡座をかいて、衝撃発言をした。





土「薫、あの拾った猫………飼っても良いぞ。」


薫「え………ほ、んと?」


土「あぁ。」





土方は頷きながら一瞬、微笑んだ。


それは、薫にとって初めて見た土方の笑みだった。


すると薫は、土方の表情を見て飛び上がって喜んだ。





薫「やった!!ありがと土方さん!!」


土「あぁ、分かった分かった。だから暴れるな、もっと布団の上で生活がしたいのか、てめぇは。」


薫「え、嫌だ。」