そんな土方の行動に、薫は疑問を感じたらしい。


薫「土方さん、言いたいことがあるなら聞くけど?」


土「………最近、長州が動き出しているらしい。」


薫「長州………?」





薫が問い掛けると、土方は机の前に座った。


薫は足の踏み場を探しながら、敷いてあった布団の上に座った。





土「長州藩は尊皇攘夷派………つまり、俺ら新選組の敵だ。」


薫「成る程。だから忙しくてこんな有り様になったと?」





薫の言葉に土方は一瞬たじろいだ。


しかし、直ぐに元に戻ると薫を布団に寝かした。