薫が笑顔を向けたことで、やっと左之は諦めたらしく、平助の横に立った。


左「早く元気になれよ。」


平「また顔出しに行くな。」





こうして平助と左之に見送られる中、土方と薫は土方の部屋に向かった。


そして、暫くすると土方の部屋に着いたのだが………


一一一一一がらがら





薫「ねぇ、土方さん。」


土「何だ。」


薫「何で……………何で部屋が汚くなってるの!!?」





薫は部屋に入って早々、室内を指差して叫んでいた。


土方は、口を開きかけたが再び閉じた。


今の薫に勝てないと、土方は判断したのだろう。