「だけど、合格するまでは来ちゃダメ」 「え?」 「ちゃんと、遊んでも良くなってからおいで」 「…わかりました」 行く道も帰る道もここを通るのに。 遊びにはいけないなんて。 それは仕方のないことなのかもしれない。 「あたし!」 「ん?」 「すぐに合格して相沢さんのところに行きます!」 「うん、待ってるよ」 とても寒い日。 あたしは相沢さんと約束をした。