「あれ??桜井さん泣いてなーい?」
「超うけるんですけど」
「こんくらいで泣くとかだっさ」
「別に!こんくらいで泣く分けないでしょ!!」
馬鹿か私ー!!また殴られるぞ!
「っち。むかつくんだよ!」
3人にもう一発ずつお見舞いされてもう死にそう。
「さ、後は倉庫に閉じ込めてーっと」
「そうだね」
「ほら、さっさと立てよ!」


ドンッ


思いっきり押されて私は倉庫の中に倒れこんだ。
そして、


ガチャリ


鍵を閉められた。
「ざまーみろ」
「これにこりてもうちかづくんじゃねーぞ」
「「「きゃはははっ」」」


「はあ…。これからどうしよう」
しばらく考えていると、ん?待てよ携帯があるじゃん!連絡して助けてもらえば良くない?私あったま良い!!
「携帯、携帯…って電池切れてる!!」
どうしようっ!!…あ、私が帰ってこないと翔真や里菜ちゃんが心配するんじゃ!って今日2人とも風邪で欠席だしっ!1人でいろいろ考えたがいい案が出てこない。
もう終わった。誰かが来るまで待つしかないのか。
…それにしても頬がすごい痛い。絶対腫れてるし。
思い出すだけで超泣けてくる。

「ってやばっ。まじで泣いてんじゃんかよー…」
ほんとやだ。何で私がこんな思いしないといけないの?
「うっ…。…ひっく」