「で、話って何ですか?」
「あたしはさあ、あんたのせいで有村先輩に振られたんだよ!」
はい…?
「この前先輩に告白したら、“俺今雛乃のことしか見えてない。だから…ごめん”て言われたんだよ!!」
えー。それって私関係なくないですか!?
「私は!沢野君に振られたの!!」
今度はリーダーさんの左側に立ってるショートの子に言われた。
「全部あんたのせいよ!あんたがいなかったら!!」
「…ほら。愛花も言ってやりなよ」
そうリーダーさんが言うとずっとうつむいてた右側に立っている子が顔を上げた。
あ…青木さんだ。
「…私は桜井さんのせいで倉内君に振られた…。責任取ってよね!!」
翔真、青木さんの告白断ったんだ。
「だから要するに全部あんたのせいだって言ってんのよ!」
…やっぱ話聞いてても私関係なくね!?
「…あの。私関係なくないですか?」
「は!?大アリだし!」
なんでもいいから早く帰りたいよー…。
「…だからせめてもう3人に近づかないで。むかつくから」
「そうよ!王子たちも迷惑がってるし!」
ぷっ…王子だと!?あの3人のどこが!?
笑ってるのが顔に出ていたのかリーダーさんに「何笑ってんだよ!」ときれられた。
…ごめんなさーい。