「毎日が本当に幸せだった。でもね長くは続かなかった…」


「……」

栗原工はただ聞いていた。

「振られたの。イメージと違うって……きっと彼は私を通して茜を見てたんだよ…だから高校では地味に生活してきた。地味女って言われたとしても"櫻井美緒"として見てもらえるならそれでいいの」