「失礼します」


「おっ櫻井来たか、これを旧館の資料室の一番上の棚に運んできてくれ。そしたら帰っていいぞ」


「本当ですか?ありがとうございます!!」


この先生はいつもならもっと面倒な仕事を押し付けるので有名だ。


「お前普段は真面目だしな。次からは気をつけろよ」


「はーい。ありがとうございます」


私はルンルンで職員室を出て行った。