「何を言ってるんですか?私は櫻井茜です。」

私は冷静を装って言った。

「その一。櫻井茜は俺を工と呼び捨てる。栗原くんなんて絶対言わない。」


「そっそれは「その二。櫻井茜は歌とダンスは上手いけどモデルの仕事は苦手。あんな自然な表情出来ない。」

そうだったんだ…
茜は完璧主義者だから苦手なんてないと思ってた。

「……練習したんです。」


「……その三。さっき佐藤さんに私茜じゃないって怒鳴ってた。」


聞かれてた……


「お前一体何物なんだ?」