「え〜いつから?だってそれまで喋ったことなかったじゃん。」

美緒は心底不思議そうな顔をしている。

「美緒が思い出すまで内緒。」



もう少しの間、俺だけの思い出にしとこう。


「え〜」
ふてくされているが、そんな顔すら愛おしく思えてしまう。

「そんなことより、映画間に合わなくなるぞ。」


「やば!急がなぎゃ!!」