「ここって……」


着いたのはラブホの前。



急に現実味を帯びた恐怖に私の体は震えだした。



「行くぞ」


「放してっ!!」



無表情の優に私は抵抗する。



「いいじゃん、別に1度抱かれるくらい。そうすればお互いにハッピーじゃん。」



「はっ放して!!」



私は涙で声が震えた。