寒い、寒い、寒い。
苦しい、苦しい、苦しい。
辛い、辛い、辛い。
すき、スキ、好き。



思い出す、中2のあの日。



あの日は雪が降っていた。
あたしはあの子が部活を終えるまで
寒いげた箱で待っていた。



いざとなると、
心臓がばくばくいって、
息をするのが苦しかった。



「好きです」



入学してから好きだった子に
あたしは告白した。


相手はたぶんあたしのこと、
知らないと思う。


付き合って、とか
そういうのじゃなくて。



ただ、伝えたかったの。



「……ごめん」



君の答えはわかっていた。


でも、辛かった。