「え、侑くん隣?」

「あ、塚永か」

「うん、よろしくね」

「おー」


隣は侑くんだった。
前は侑くんが後ろの席だったから
隣に座る侑くんを
すごく、不思議に感じる。


「おっ、俺ここだ~」

「げっ…、なんであんたなの!」

「そんなこと言うなよ~」

「…まぁいいや」


あたしたちの目の前で話してるのは
千夏と拓弥くん。


拓弥くんは前、
1番前の席だったから
後ろになってうれしそう。


千夏はというと…



「もうあたし杏奈しかいない」

「えぇ?」



意味のわからないことを言っていた。



拓弥くんと侑くんの関係は、
いまいちよくわからないけど、
きっと楽しくなりそう。