「…ってか、千夏部活!」

「へ、あ、そうだった!」

「も~…」

「杏奈も、来る?」

「は、い…?」

「ほら、行くよ!」


腕を引っ張られて
あたしの意見を聞く前に、
走り出す千夏。


あまりにも突然だったから、
声が出なかった。



ちなみに、千夏は
サッカー部のマネージャーをしている。



「こんにちはー!」

「ういーす」


千夏が元気に挨拶をすると
近くに居た部員の子たちが
千夏に挨拶を返した。


…不思議そうに
あたしをみる部員の子たちの
目線が痛い……。