教室につくと、
千夏と拓弥くんがまだいた。



「あ、戻って来た~!」


笑顔であたしに
向かってくる2人。


「何してたんだよ~」

「どうだった?」



ニヤニヤしながら
聞いてくる2人。


…というか!
2人きりにしたのは
そっちでしょ…。



「…別に、なにもないよ」

「えぇ?
そんな感じじゃないけど?」

「なにもないって」

「じゃあ瞬に聞いてもいい?」

「え…、あ、いいよ」



大丈夫、だよね…。
別に何もなかったんだから…。



でも、まだ
林田くんに触れられたところが、熱い…。