「…空、綺麗」 「…あ」 「?…」 寝転がって空をみる。 テントの影が動いて、 そこの影に寝転がっているあたしたちの上は 綺麗な青空。 「…俺も、思ってた」 「!」 「一緒だな」 そういってまた笑う林田くん。 …あたし、今幸せすぎるよー…。 憧れの林田くん。 あたしの好きな人。 そんな人の隣で あたしは、今同じことを思った。 …これ以上、幸せなことないよね……。 「…塚永」