「いいの?夕陽」
黙々と歩く夕陽に問いかけた
すると、夕陽は足を止めて私のほうを向く
「いいの…俺はもう大切な人みつけたから」
「そっか…」
大切な人か…
夕陽の目は優しい目をしていた
「愛莉、シュークリーム食べようぜ」
小さい子どもみたいに笑った夕陽
「うん」
夕陽が美味しいというケーキショップに着いた
けれど、すごい行列…
「すげえな…でも、並ぶ価値あるから」
そんなに美味しいシュークリームか…
楽しみ…!
数十分待ってようやく買えた
「公園で食べようぜ」
「うん!」
ベンチに座って買ったシュークリームを
取り出した